
車の月額は、ローン込みで手取りの15%以内がひとつの目安
車のローンを考えるとき、月々2万円なら払えそう、と返済額だけを見てしまいがちです。
しかし実際には、ガソリン、任意保険、税金、車検、タイヤ代も続きます。
車の月額は、ローンと維持費をまとめて考えないと家計の感覚とずれてしまいます。
当ブログでは、車1台にかかる月額を手取りの15%以内に収めるのを、無理の少ない目安と考えます。
通勤や送迎の都合で難しくても、まず20%以内。
手取り30万円なら月4万5,000円が目安で、上限は6万円ほどです。
手取りの15%以内なら余裕を残しやすく、20%を超えるなら借入額、車種、保険などを一度見直したい水準です。
15%と20%は審査基準ではなく、当ブログ独自の家計管理の目安です。
車が欠かせない地域では、ゼロにできない出費です。
私も以前は給油とローンだけを車代のように感じていましたが、車検の月になると計算が合わない。
年払いの費用まで月割りして、ようやく本当の負担が見えてきます。
手取り20万~40万円の無理ない目安
手取りに15%と20%を掛けると、次のようになります。
住宅費、教育費、ほかの借入が多い家庭は「20%まで使える」と考えず、15%より低めから見てください。
| 月の手取り | 余裕を残す15% | 見直したい上限20% |
|---|---|---|
| 20万円 | 3万円 | 4万円 |
| 25万円 | 3万7,500円 | 5万円 |
| 30万円 | 4万5,000円 | 6万円 |
| 35万円 | 5万2,500円 | 7万円 |
| 40万円 | 6万円 | 8万円 |
たとえば手取り25万円で、車に月5万円かかれば20%です。
家賃8万円と車5万円で、手取りの半分以上が早い段階で決まります。
食費や光熱費を払ったあと、貯蓄や急な修理へ回せるお金は多くありません。
一方、実家の敷地に駐車でき、住居費も低いなら月5万円でも回る家庭はあります。
割合は合否判定ではなく、「車の便利さにいくら使うか」を家族で確認する線引きです。
維持費を引いて、払えるローン額を逆算する
手取り30万円、目標15%なら車に使えるのは月4万5,000円です。
ここからローン以外の維持費を引きます。
| 項目 | 月額の例 |
|---|---|
| ガソリン代 | 1万円 |
| 任意保険 | 5,000円 |
| 税金の積立 | 2,500円 |
| 車検・整備・タイヤの積立 | 7,500円 |
| 維持費合計 | 2万5,000円 |
この場合、ローン返済へ回せるのは月2万円です。
金利年3%、ボーナス払いなしで試算すると、5年返済で借りられる元金は約111万円。
頭金や下取りが40万円なら、諸費用を含めた購入予算は約151万円になります。
反対に150万円を5年で借りると、月返済は約2万7,000円です。
上の維持費を足すと月約5万2,000円で、手取り30万円の約17%。さらに月極駐車場が8,000円なら約6万円となり、20%へ届きます。
返済期間を延ばす前に総支払額を見る
150万円を年3%で借りるモデルでは、5年返済が月約2万7,000円、利息は約11万7,000円です。
7年に延ばすと月約2万円まで下がりますが、利息は約16万5,000円になります。
月7,000円ほど軽くなる一方、車が古くなって修理費が増える時期まで返済が残ることもあります。
月額だけを小さくするより、次の車検や買い替え時期までに完済できるかも見ておきたいところです。

ローン込み月額で忘れやすい費用
毎月の口座引き落としだけを足すと、車検や税金が抜けます。
最低でも次の費用を12で割って含めます。
- 自動車税または軽自動車税
- 車検費用、自賠責保険、重量税
- オイル、タイヤ、バッテリーなどの消耗品
- 任意保険、駐車場、ガソリン、高速道路代
- 故障に備える修理費の積立
ボーナス払いも月額へ直します。
年2回5万円なら、月あたり約8,300円です。
ボーナスが減っても返済は残るので、できれば毎月の収入だけで回る形のほうが安心です。
夫婦で2台持つ場合は、世帯の手取りに対して2台分を合算します。
ローンのない軽自動車でも維持費はゼロではありません。
2台が生活に必要なら無理に減らさず、走行距離の少ないほうの保険や車種から見直すと、便利さを残しやすくなります。
まとめ:車両価格より先に、毎月残したいお金を決める
車のローン込み月額は、手取りの15%以内が余裕を残しやすい目安です。
20%を超えるなら、頭金を増やす、借入額を下げる、維持費の安い車へ変えるなど、購入前に一度立ち止まりたい水準です。
ただし、安い車を選ぶことだけが正解ではありません。
通勤に必要な安全性、家族の人数、雪道での使い方もあります。
先に維持費を引き、残った金額からローンを決める。
この順番なら、店頭で少し予算が上がっても、家計の軸を戻しやすくなります。
現在の車全体の支出は「車の年間維持費・月額計算ツール」、中古車の購入予算は「予算100万円で中古車を買うときの総額と維持費」、2台分を確認する場合は「地方で車2台持ちの維持費は年間いくら?」もあわせてご覧ください。