車通勤に月いくらかかる?ガソリン・駐車場・消耗品を計算

車通勤に月いくらかかる?ガソリン・駐車場・消耗品を計算

車通勤の費用は、片道20kmなら月約1万1,500円

車通勤の費用は、ガソリン代だけではありません。
走るほどタイヤやオイルも減りますし、勤務先によっては駐車場代も必要です。

月20日勤務、実燃費15km/L、ガソリン170円/Lで計算すると、片道20kmの通勤費は月約1万1,500円。
内訳はガソリン代約9,100円と、消耗品の積立2,400円です。
駐車場が月5,000円なら、合計は約1万6,500円になります。

先に結論:片道10kmなら月約5,700円、20kmなら約1万1,500円、30kmなら約1万7,200円が目安です。
勤務先の駐車場代、高速代、会社から支給される通勤手当は別に足し引きします。

毎月の給油額だけを見ていると、車通勤が家計へ与える負担は少し見えにくいものです。
私も「今月はあまり入れていない」と安心した翌月に、オイル交換とタイヤの出費が重なると、思っていたより使っていたなと感じます。
そこで今回は、あとから来る支払いも月割りにして考えます。

車通勤の月額は「距離×日数」から計算する

まず、自宅から職場までの片道距離を調べます。
車のカタログ燃費ではなく、給油量から分かる実燃費を使うと、家計に近い数字になります。

ガソリン代の計算式

往復距離×出勤日数÷実燃費×ガソリン単価

片道20km、月20日、実燃費15km/L、170円/Lなら、「40km×20日÷15km/L×170円」で月約9,100円です。
冬の暖機運転、渋滞、エアコンの使用で燃費は変わるため、厳冬期や夏は少し余裕を見ます。

消耗品は1kmあたり3円を積み立てる

今回はタイヤ、エンジンオイル、ワイパーなどの通勤で減る消耗品として、1kmあたり3円を積み立てます。
月800kmなら2,400円です。

3円は公的な一律料金ではなく、当ブログの家計管理用の目安です。
軽自動車で安いタイヤを選ぶ場合は余ることもあり、大径タイヤや雪国のスタッドレスタイヤでは足りないこともあります。
それでも、ゼロ円として扱うより交換時の痛手は小さくなります。

片道10km・20km・30kmで月額を比較

同じ条件で通勤距離だけを変えました。
駐車場代と高速代は含めていません。

片道距離 月間走行距離 ガソリン代 消耗品積立 月合計 年合計
10km 400km 約4,500円 1,200円 約5,700円 約6万8,800円
20km 800km 約9,100円 2,400円 約1万1,500円 約13万7,600円
30km 1,200km 約1万3,600円 3,600円 約1万7,200円 約20万6,400円

片道10km増えると、今回の条件では月約5,700円、年約6万9,000円増えます。
夫婦とも片道20kmを車通勤するなら、2台分で月約2万3,000円。
地方では車を2台とも残す必要があっても、家計では無視しにくい金額です。

勤務先の駐車場が月5,000円なら、表の月合計へそのまま5,000円を追加します。
自宅駐車場は、車通勤をしなくても必要なら「車の維持費」、通勤のために新しく借りたなら「通勤費」と分けると判断しやすくなります。

通勤手当を引いて、実際の自己負担を確認する

自己負担は「ガソリン代+消耗品積立+駐車場代+高速代-通勤手当」で計算します。
給与明細に通勤手当があっても、実費をすべて補えるとは限りません。

国税庁が示す2026年4月以後の非課税限度額は、マイカー通勤で片道10km以上15km未満が月7,300円、15km以上25km未満が1万3,500円、25km以上35km未満が1万9,700円です。
一定の要件を満たす勤務先周辺などの駐車場は、料金相当額を月5,000円まで加算できます。

ただし、これは税金がかからない上限です。
会社に同額の支給を義務づける金額ではありません。
実際の支給額、距離の測り方、無料駐車場の有無は就業規則や給与担当者へ確認します。

  • 給与明細で通勤手当の月額を確認する
  • 在宅勤務や欠勤で日割りになるか確認する
  • 有料道路や駐車場が支給対象か確認する
  • 実燃費とガソリン単価を3か月ほど記録する

車本体の維持費は、通勤費とは別に残る

今回の表には、自動車税、任意保険、車検、ローン、自宅の月極駐車場代を含めていません。
すでに生活用の車を持っていて、通勤でも使う場合は、まず「通勤で増えるお金」を知りたかったからです。

通勤専用にもう1台買うなら話は変わります。
保険や税金も含めた月額を足さないと、電車通勤や家族での送迎との比較を誤ります。
燃費のよい車への買い替えも、節約できる燃料代だけで購入費を回収できるかを見てから判断したいところです。

まとめ:給油額だけでなく、1kmあたり3円も残す

車通勤の費用は、片道20kmのモデルで月約1万1,500円、駐車場が月5,000円なら約1万6,500円です。
ここから会社の通勤手当を引いた金額が、家計の実質負担になります。

地方では、車通勤をやめること自体が難しい職場も少なくありません。
だからこそ、無理に車を手放すより、実燃費を測り、消耗品分を毎月少し残す。
地味ですが、突然のタイヤ交換で慌てにくくなる、現実的な節約だと思います。

車全体の負担も確認したい場合は「車の年間維持費・月額計算ツール」、2台分を見直す場合は「地方で車2台持ちの維持費は年間いくら?」もあわせてご覧ください。

出典・確認日:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」、国税庁「通勤手当の非課税限度額の改正について」。ガソリン170円/L、実燃費15km/L、消耗品3円/kmは比較用の独自条件です。実際の費用は地域、車種、季節、勤務日数、整備内容によって変わります。