ガソリン代は、月800km・実燃費15km/L・ガソリン170円/Lなら月約9,067円、年間10万8,800円です。実燃費20km/Lの車と同じ距離を走る場合は月6,800円になり、差額は月約2,267円、年間2万7,200円になります。
給油のたびに金額は分かっても、1か月や1年でいくら使うのか、燃費の違いが家計にどれほど響くのかは少し見えにくいものです。とくに地方の2台持ちでは、通勤車と送迎車で走行距離も燃費も違います。
そこで、1台の費用計算と2台比較に対応した「ガソリン代 計算 ツール」を作りました。同じ距離で燃費差を比べることも、2台それぞれの実際の走行距離から世帯の燃料費を確認することもできます。
ガソリン代・燃費差額を計算する
ガソリン代の計算式と実燃費の調べ方
ガソリン代の計算に使うのは、走行距離、実燃費、ガソリン単価の3つです。
- ガソリン使用量(L)=走行距離(km)÷実燃費(km/L)
- ガソリン代(円)=ガソリン使用量(L)×ガソリン単価(円/L)
- 1kmあたりの燃料費(円)=ガソリン単価(円/L)÷実燃費(km/L)
たとえば月800km、実燃費15km/Lなら、必要なガソリンは約53.3Lです。170円/Lを掛けると月約9,067円。年間では10万8,800円になります。
ここで使いたいのは、カタログに載っている燃費ではなく、普段の運転で出ている「実燃費」です。車の燃費計があれば、その平均値を使うのが手軽です。給油記録から調べるなら、満タンにしたあと次の満タンまでに走った距離を、給油した量で割ります。450km走って30L給油したなら、実燃費は15km/Lです。1回だけでは給油量の誤差が出るため、3~5回ほどの平均を見ると落ち着いた数字になります。
2台比較で燃費差が家計にどう出るか
同じ月800kmを走る車でも、実燃費15km/Lと20km/Lでは、170円/Lのときに年間2万7,200円の差が出ます。月だけを見ると約2,267円ですが、5年なら単純計算で13万6,000円。毎日の通勤距離が長い家庭ほど、燃費差は積み重なります。
| 比較条件 | 実燃費15km/L | 実燃費20km/L | 年間差額 |
|---|---|---|---|
| 月500km・170円/L | 6万8,000円 | 5万1,000円 | 1万7,000円 |
| 月800km・170円/L | 10万8,800円 | 8万1,600円 | 2万7,200円 |
| 月1,200km・170円/L | 16万3,200円 | 12万2,400円 | 4万800円 |
ただし、2台の実際の家計負担を知りたいときは、同じ距離にそろえないほうが現実的です。たとえば燃費のよい車でも月1,200km走り、もう1台が月300kmしか走らないなら、前者のガソリン代が高くなることはあります。ツールの「車Aと同じ走行距離で比べる」のチェックを外し、それぞれの距離を入れてみてください。
燃費差だけで買い替えを決めない
年間のガソリン代が数万円下がると、燃費のよい車へ替えたくなるかもしれません。ただ、買い替えには車両代や諸費用がかかります。年間2万7,200円の差に対して、買い替えによる持ち出しが50万円増えるなら、燃料費だけで取り戻すには単純計算で約18.4年です。
一方で、ちょうど買い替え時期を迎えており、候補車の価格や使い勝手が近いなら、燃費差は判断材料になります。通勤距離が長い家庭では、購入価格だけでなく5年ほどのガソリン代も並べると、どちらが高コスパか見えやすくなります。
2台持ちの場合も、ガソリン代が高いという理由だけで1台を減らす必要はありません。夫婦の通勤、通院、子どもの送迎が同じ時間帯なら、2台があることで生活のタイパが保たれています。まずは走行距離の長い日に燃費のよい車を使えるか、用事をまとめられるか、といった無理の少ない順番で考えるほうが現実的です。
まとめ:自分の走行距離で静かに比べてみる
ガソリン代は「走行距離÷実燃費×ガソリン単価」で計算できます。1台の予算を知りたいときは月額と年額を、車選びでは同じ走行距離にそろえた2台の差額を確認してみてください。
燃費がよいほどガソリン代は下がりますが、差額がそのまま買い替えの得になるわけではありません。必要な車は残しながら、家計にどのくらいの差が出るのかを数字でつかむ。その小さな確認だけでも、次の給油や車選びを少し落ち着いて考えられると思います。
税金、保険、車検、駐車場代まで含めた負担は、関連記事「車の年間維持費・月額計算ツール【軽・普通車・2台持ち対応】」でも計算できます。